正常に成長していた毛髪の一部が突然抜け落ちてしまうことを脱毛症といいます。
そして、その中である範囲に限局性の脱毛があるものを、円形脱毛症といいます。
日本での皮膚科外来患者の中では3〜5%ほどの頻度で、決してすくない病気ではないそうです。
円形脱毛症の種類
円形の脱毛班として起こり、それは小さいものから少しずつ拡大して広範囲なものになることがあります。
その臨床形態から、いくつかの型があります。それが以下です。
- 円形の型をしている脱毛班は通常型といわれ、もっとも多い型。それには、単発性と多発性がある。単発性からはじまって、やがて多発になることもあるそうだ
- 頭髪の生え際に帯状に出現する蛇行型
- 頭髪だけでなく、全身の毛髪が脱落する汎発型
- 頭髪が全体に抜け落ちる全頭型
- アトピーが原因で起こすアトピー型
これらのうち、全頭型や汎発性通常型から行こうすることがある。
部位としては頭髪がもっとも多いが、眉毛・ヒゲなどにも発症し、稀には体毛に円形脱毛症が出ることもあるそうです。
日本で発毛効果が認められているミノキシジル
厚生労働省から一般用医薬品における壮年性脱毛症の毛髪用剤として発毛効果が認められている成分「ミノキシジル」
一般用医薬品として国内で唯一発毛効果が認められている成分で、男女に発症する脱毛症の治療に使われています。
ミノキシジルは元々、血管拡張剤として使われていたので血行を良くする効果があります。
ミノキシジルの濃度により効果が異なる
日本で手に入るミノキシジル配合育毛剤リアップX5はミノキシジル5%で、1%よりも育毛効果が発揮されています。(大正製薬HPで確認出来ます https://brand.taisho.co.jp/riup/minoxidil/08-noudo/)
フォリックスFRはミノキシジル濃度が選べる
フォリックスFRは、番号がそのままミノキシジル濃度となります。
FR10 → 10%
FR15 → 15%
といった具合です。濃度が高ければその分副作用も大きくなるわけなので、まずはリアップと同じ5%から始められて少しずつ濃度を上げるようにした方がいいでしょう。
頭に直接塗布するタイプですので、内服するタイプよりも安心して使えます。